老眼、なぜ起こるの?
「最近、スマホの文字が読みにくい」
「新聞の小さな文字がぼやける」
そんな経験はありませんか?これらは、多くの人が経験する老眼のサインかもしれません。
老眼が起きるしくみ
老眼は、加齢に伴い、目の中の水晶体が硬くなり、ピントを合わせる機能が低下することで起こる自然な現象です。
水晶体は近くの物から遠くの物まで、様々な距離のものをクリアに見るために、まるでカメラのレンズのように厚みを変化させています。
しかし、年齢を重ねるにつれて、この水晶体の柔軟性が失われ、近くのものにピントを合わせることが難しくなるのです。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。それは、水晶体だけでなく、水晶体を動かす筋肉である毛様体筋も加齢と共に衰えてしまうからです。
毛様体筋は、水晶体の厚みを調整することで、ピントを合わせる働きをしています。しかし、この筋肉が衰えると、水晶体の厚みを十分に変化させることができなくなり、結果として近くのものにピントが合わなくなるのです。
『老眼』になると見え方はどう変わる?
老眼の症状は、人によって様々です。
- 近くのものが見えにくくなる
- 目が疲れやすくなる
- 頭痛が起こりやすくなる
- 文字が二重に見える
- 線がぼやけて見える など
老眼は、生活に大きな影響を与えることがあります。例えば、スマートフォンやパソコンの画面が見えにくくなり、仕事や趣味に支障が出る場合もあります。また、読書や新聞を読む際に、文字がぼやけて見え、ストレスを感じることがあります。
老眼は自然な老化現象であり、決して病気ではありません。しかし生活の質を低下させる可能性があります。
適切なメガネを選んだり、ケアを行うことで、快適な視生活を送ることが大切です。